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お墓のチラシがポストに入っていました
石材店は飲食店やスーパーのように、お店に看板を出して待っていてもお客さんはなかなか来ません。
お墓を売るためには、お客さんに知ってもらう必要があります。
石材店がよく利用する広告手段に、新聞折り込みやポスティングがあります。
新聞と一緒に霊園のチラシが入ってたのを見たことがあるかと思います。
実際にお墓を検討しはじめないと、なかなかじっくり見る機会はないかと思いますが、
この記事を読んでいただいたら、是非いちど中身を見てみてください。
よくあるのが、安らぎの〇〇霊園とかキャッチコピーと風景の写真があって、
見学会の日程があって、地図があって。。。
そして、
ゆとり墓地1.0㎡
永代使用料・墓石工事代全て含んで
98万円より(税抜)
ん?
より!?
そうです。ご想像の通りよくあるやつですね。
例えば、98万円より。となっている広告を見て
霊園に実際に行ってみると。
98万円のセットですと、石は中国産の御影石でこの石のみとなります
というやり取りで、あっという間に値段が1.5倍になってしまいましたね。
逆に、最低価格が予算いっぱいいっぱいの霊園を見に行ってしまうと。
魅力的なお墓がたくさん並んでいる中で、選択肢が1つしかない状態になってしまいます。
お客さんとしても、惨めな感じになってしまいますし、
営業マンとしても、価格を上げないで提示できる選択肢がないので、いたたまれない空気感になってしまうことがあります。
実際に、これで十分だ!!!と即決していってくれたお客様も確かにいましたが。
広告の最低価格からは1.3倍~1.5倍ぐらいは出せる予算感の霊園を身に行った方が、選択肢がたくさんあり気持ちよく検討が出来るんじゃないかな思います。
思わぬ高額な出費になってしまった。
見学に行ったが、選択肢が1つしかなく惨めな想いをした。
なんて想いをしないように。
お墓選びの際には、こちらの記事を頭の片隅で思い出して頂き、少し予算に余裕を持って見学に行って頂けると嬉しく思います。
霊園のチラシもお墓を売る為の広告です
公共性の高い霊園やお寺のお墓だって、石材店が墓石を販売する商売である以上、チラシには見学に来てもらいお墓を買ってもらう為の工夫が凝らされています。
スーパーのチラシなんかで「特価品」という客寄せの為にどう考えても赤字の商品を大きく掲載していることってありますよね?
スーパーであれば、買い物に来れば複数の商品を買って帰る為、1つや2つ赤字の商品があったとしても平均すると利益が出るようになっています。
しかしながら、お墓は商品の特性上、何度も買うこともなければついでに別の商品を買っていくような性質のものではありません。
それでも広告にお金をかけるからいは一人でも多くのお客さんに来てもらう為に工夫をしなければいけません。
その結果、赤字には出来ませんが目玉商品を用意して、最低価格からオプションやランクアップという名目で総額を高くして売上を上げるという戦略になっているのだと思います。
結果、目玉商品は意図的に物足りないような仕様にしていると考えるのが自然ではないでしょうか。
余談ですが、
永代使用料に消費税はかかりませんが、石材や加工費には消費税がかかります。
検討の際には、永代使用料と石材工事費の内訳と、消費税も確認しておきましょう。