お墓ってどんな時に必要だと感じるのでしょうか。実際引き継ぐお墓がなく、いつかお墓が必要になると頭で理解していたとしても、普段の生活に必要な物ではありませんので何のきっかけもなく買う人も少ないのではないでしょうか。
どんなタイミングでお墓の購入を検討し始めたか解説していきます。
お墓を建てようと思ったきっかけ
お墓を建てようと思ったタイミングとして最も多いのは、やはり身近な人が亡くなったタイミングではないでしょうか。
☑︎体調に不安を感じた
☑︎終活を行った
人それぞれだと思いますが、身近な人が亡くなったり体調に不安が出てきた時にお墓のことを考え始める方が多いです。
納骨はいつするの?
既にお墓がある場合は、一般的に四十九日に埋葬のをするのが一般的です。
しかし必ずしも四十九日に埋葬しないといけない訳ではありません。故人が亡くなった後にお墓を建てる場合、四十九日に間に合わせようと葬儀後すぐに発注しないと間に合いません。
十分に検討しないまま決めると後から後悔したりトラブルになりやすくなりますので、時間をかけて検討してください。
百か日や一周忌に合わせて納骨する方もいらっしゃいますので、焦る必要はありません。
生前にお墓を建てる
お墓に納骨するお墓がない状態であっても、自分自身の為に生前にお墓を用意する方が多くいます。自分の納骨先が決まっている安心感や自身の死後に家族が納骨先に困らないようにとお話をされていました。
自分自身ならともかく、親族の場合は余命宣告を受けるなど体調が悪くなってからだとお墓の話はしにくくなりますので、まだ元気なうちに準備するのが良いでしょう。
生前にお墓を建てると縁起が悪いの?
逆に生前にお墓を用意することは寿陵(じゅりょう)と言われ縁起の良いこととされています。生前にお墓を建てた場合は建立者名や生前に授かった戒名を彫る場合、文字に赤色を入れることがあります。
相続税対策になるってホント?
お墓は相続税対策として有効です。お墓や仏壇は相続税の課税対象になりません。現金で持っていればまるまる課税対象となりますが、生前にお墓や仏壇を購入すれば非課税の資産になります。
生前にお墓にかけた分だけ節税ができます。
精神的な余裕ができる
生前からお墓を用意することで、亡くなった際の納骨先が決まっているという安心感があります。
家族としても、人が亡くなった際には、葬儀や火葬だけでなく役所や銀行への手続き、相続税の申告など、やらなければいけないことがたくさんあります。
そんな状況でお墓の心配をしなくて良いのは安心感に繋がります。
購入あとは管理費がかかるので注意
お墓を生前に建てるメリットは多いように思いますが、デメリットも存在します。
お墓を建ててしまうと霊園や寺院の区画を占有する為、お骨の有無に関わらず毎年の管理費がかかります。お墓を準備してから20年生きると年間管理費が1万円であったとしても20万円何もないお墓に管理費を払い続けることになります。
また、お参りするお骨はなくても、草は生えますし墓石掃除が必要になります。お墓は長く使えるものではありますが、経年劣化はしますので、目地や文字彫刻のペンキのメンテナンスも必要になります。
生前に建てるとお墓へ行く目的がお参りでなく掃除などのメンテナンスになる為、管理が億劫になることがあります。
まとめ
人が亡くなり喪主をやる場合、葬儀の準備や役所や銀行手続きなどやらなければいけないことがたくさんあります。
時間がない中で十分な検討をしないままお墓を決めてしまうと後悔やトラブルの原因にもなります。
四十九日など納骨時期にこだわりすぎず、じっくり比較検討して納得いくお墓を建てていただければと思います。