お墓の裏話

古くなってしまったお墓。建て替えるしかないの?

墓石が古くなってしまった。
大切な方のお骨を収めるのはもちろん、将来自分も入ることになるお墓。
古くなってしまったお墓をどうすべきなのか悩みますよね。

お墓が古くなってきたと感じた時に考えらえる対処をいくつか見ていきましょう。

お墓を建て替える

言うまでもありませんが、お墓のリフォームで墓石を新しくしてしまうのが一番綺麗に仕上がります。選ぶ墓石によりますが100万円以上かかることも多く、新たにお墓を買うのと変わらないような相当の費用がかかることを覚悟しなければなりません。

墓石の磨きなおしをする

墓石の磨きなおしという方法があります。
文字通り墓石を磨きなおして綺麗にするという方法です。
墓石をいちど解体して工場に運び磨く為30万〜50万程度は費用がかかります。
だだ、石の種類によりやり方がや金額が大きく変わるものではないので、既存の墓石の値段が高いほどお得な選択肢になるのではないかと思います。

新旧小松石の比較

上の写真では、特に上から2段目より下の風化が激しく、剥離などが見られます。

そもそも>墓石はどれぐらいの期間使えるの?

墓石の寿命は長く、100年や200年は普通に使うことができます。
歴史的人物のお墓などを参拝すると、数百年前の墓石が普通に使われていますよね?
お墓の役割から考えれば、放っておくと倒壊の恐れが出てきた時が寿命と言ってよいでしょう。

しかしながら、地上に出て風雨や日光に晒されることで風化や劣化していく為、年月とともに古さを感じるようになることは避けられません。
具体的には表面のツヤがなくなってしまったり、くすんだり、角が欠けてしまったりすることですね。

もともと地中にあった物を掘り出し、墓石の形に切り出してヤスリで磨くことで鏡のように綺麗なツヤを出しています。
つまり表面は風化したとしても、数ミリ削り、表面を磨くことで、表面の汚れはもちろん、キズや欠けでる部分ごと削り落とすことができるので、多くの場合は新品の同様に蘇ります。

お墓に使われる石は何千年や何万年かけて地中で形成されたものです。
表面の劣化は仕方ないとしても、たかだか20〜30年で内部まで劣化してしまうとは考えにくいですよね。

ただし、ひび割れや穴があり内部に進行している場合は仕上がりに限界がありますので、見積もりの際に石材店の人に見てもらってください。

石材店に立て替えた方が良いと勧められることがある

石材店の立場からすると、以下のような理由により新たな墓石を使う方が良いので建て替えを勧めたくなるのが本音です。

建て替える

全体が綺麗に仕上がる
販売・工事の金額が高いので儲かる

磨きなおし

工事の時の破損リスクがある
磨いた面に筋など思わぬ模様が出ることがある
工事金額が低い

既存の部材を使うのは石材店にとってはリスクが高いのに、工事金額が低いという事情があるので、新しい墓石を勧めたくなるのは当然ではあります。

実際にあったもったいない話

高級石材として販売されている小松石という墓石があります。小松石はいわゆる御影石ではなく柔らかい性質の石で、劣化が早く表面が剥離することもしばしばあります。
しかしながら、過去には徳川家が代々お墓に使用している歴史的な石材であり、独特な模様の出て経年変化を味として捉えられる方には人気が高い高級石材として販売されています。

墓石の購入を検討したことがない方は、その価値に気づける筈もなく、ボロボロだからと中国産の白御影に立て替えてしまったという話しがあります。
磨き直せば建て替えの半額ぐらいで、ご先祖さまが残してくれた素晴らしい墓石を維持できた訳ですから。

この時ばかりは、
言ってあげればいいのに、、、
心からそう思いました。

まとめ

何百年も前の歴史上の有名人のお墓が現存していて実際にお参りが出来ることを考えると、お墓のは100年以上の長期にわたって使用できるものであることは間違いありません。
しかし、風化は確実に進んでいきますので定期的なメンテナンスを行うことでより綺麗に、より長く使用することができます。

何年かに一度は、点検やメンテナンスをするようにしてくださいね。

-お墓の裏話